般若の私・免許合宿で出会った親友たち

ある晩、兄が私の部屋に忍び込んできて何やらがざごそしている、TVのリモコンをなくしたから…だと。

私TV見ないし、いらないから返しにもくるな！さっさと出てけ！と追い出す。

まんじりともせず、4時ごろ、ドアの向こうに気配がある。私は手にしていた業務用ホッチキスを振り上げ、来るなーだか開けるなーだか叫ぼうとしたけど声が出なかった。が、おそらく私の般若のごとし顔を見て帰ったに違いない。我ながら鬼気迫る凄い顔だったと思う…

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免許合宿。というていだが、なんかオーディションのようなのをしている？その中で、最初の一部屋というか順番が一緒だった私含めた、男2人女2人の４人で強い精神的な絆で結ばれ、親友と言っていい存在に。

男1はメガネ細身の凄腕ドラマー、男2は昨日買ったCDのg.vo風、私じゃない方の女1は細身ショートカットでコナチーズなんちゃらとかいうヘンテコポップを弾き語っている。

女1がフロアの隅で発表会？みたいになったとき、私は前の方に出てって応援。釣られて前の方に人が集まってきたが…、同じように前にやって来た男2いわく、「本気で応援してるのなんでお前(私のこと)しかいない」と。確かに嫌味な女ばかり…しかも私は女から痴漢されており、何するの？！と叫んだらうるさいから追い出される。ひどい

待合室の前で緊張してるドラマー、その次だから同じくまってる男2が、俺ら４人の出会いは奇跡だ…みたいにしみじみしてる。

数年後、なんやかんやで皆、この４人の免許合宿を心の拠り所にし、互いに強く生きている。

✳︎雑感✳︎

本当に素敵な親友だったみたい。彼らがいない世界は寂しいかもね。